アウトソーシングの現状 第2回
〜 アウトソーシング導入のメリット・デメリット 〜
前回、アウトソーシングの導入を「アウトソーサーの専門性の積極活用」として捉えた。 では、実際にアウトソーシングを導入した場合、どのようなメリットがあり、反対にどのようなデメリットが生じてしまうのか。 導入を検討する場合に、ぜひとも押さえておくべきポイントである。
「アウトソーシングのメリット」
出典:『月刊総務』1999年12月号(複数回答:%)
外部委託により委託費用が発生し、一時的に目に見える経費は増大するものの、人件費などを考えれば、結果としてコストダウンにつながる。
さらに、自社内で処理するよりも「専門性の活用」により、業務の質・スピードの向上がはかれるなど、
メリットを感じている企業が少なくない。その結果、4社に1社で「総務部」の人員削減ができ、その余力を全社的な観点から「社員の有効活用」に振り替えることが可能となっている。
メリットが、総務部門の効率化・合理化だけでなく、全社にまで波及していることが分かる。
デメリットと考えられているものは、まず機密やノウハウの漏洩がある。
これは、契約書に機密保持の明記と損害賠償条項を盛り込み回避する。
次に、導入部署でのリストラにともなう、雰囲気の悪化やモラルの低下がある。
これは、導入の際、会社戦略上の必要性を明確にし、なぜ実施するのかの理解と意識改革を会社として行うべきである。
次に、社内における専門性の喪失であるが、委託先のマネジメント業務は残るので十分対応はできる。
最後に、委託先のレベルの問題であるが、これも、委託先選定時や導入プロセスにおいて十分な確認作業により、十分回避できる。
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