シリーズ「"最終面接"の舞台裏」
面接官も納得の自己PR術
面接官の不安先取り!
面接官も納得の自己PR術
面接官の不安先取り!
(取材・文/朝倉昭)2004.11.15
採用は『両刃の剣』
どこの会社も人員不足――「いい人がいれば直ぐにでも欲しい!」
淡々とした求人広告からも、そんな裏の声が聞こえてきます。
ご周知の通り、総務省発表の有効求人倍率が回復基調にあります。堅実にがんばってきた企業は、いまがちょっとした狙い目。この夏、若い世代を中心に自発的離職率が上がっているからです。実力を持ちつつも、それが発揮できなかった人を獲得する絶好のチャンスなのです。特に成長途上にある中小・中堅企業にとっては、これからが勝負。年内に採用しておけば、来期には十分な新戦力となるからです。
とはいえ、どんな面接官でも、採用を誤れば大変な目に合います。現場採用の場合でも自分の部下を選ぶのですから慎重です。人事総務採用でも、見込みのない人を役員面接などに通すだけでも評価がガクンと下がります。なにしろそれが理由で人事を解任された人もいるほどですから――。
面接官が気にする「個性」とは?
ひとくちに「個性」といっても、採用の場面では「職務特性」のことを言います。これは大きく分けて二種類あり、ひとつは専門性(特技など)、もうひとつはコミュニケーションです。
なかでもコミュニケーションの意味は複雑ですが、実のところ、面接官の目論みはもっと具体的なところにあります。人間性の評価――というよりも...
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( 内容の続き )
面接官が気にする「個性」とは?
・面接官の目論みはどこにあるか?
素朴な疑問への対応
・入社動機で重要なこと
入社するまでが一区切り
・面接官があなたという人間に求めるもの